경보교도지도국
@軽歩旅団:多用途に活用される軽歩旅団、主として地上軍の作戦を直接支援
軽歩旅団の場合、北朝鮮後方において米韓連合軍の空挺部隊及び特殊部隊の攻撃を防御する対浸透作戦から、正規軍団の攻撃を先導する先遣隊の役割、前方重要施設打撃又は掌握任務、軍団の機動予備隊の役割等、多様な作戦を遂行する。軽歩旅団の場合、浸透距離が最も短い。師団所属軽歩兵大隊の場合、前線から15〜30km程度が浸透限界で、軍団所属軽歩旅団の場合、韓国前方軍団の作戦地域警戒線以内(30〜70km)において主として作戦を行う。これより更に深く浸透する任務は、通常的に別の特殊部隊が遂行する。
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軍団及び師団の作戦支援 |
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軍団及び師団の包囲及び側方機動作戦支援 |
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韓国軍前方地域の砲兵、対戦車、対空武器/陣地/施設の破壊 |
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前方地域の韓国軍主要通信施設の遮断又は掌握 |
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前方地域への韓国軍の補給及び増援路の遮断又は掌握 |
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韓国軍前方大隊、連隊、師団、軍団指揮所襲撃 |
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前方ヘリポート破壊 |
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前方の重要な地形(高地、川、橋梁)及び民間主要施設(ダム、発電所)の掌握又は統制 |
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非正規戦(後方撹乱) |
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後退時の後衛(撤収援護、後方残留)及び遅延作戦 |
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防御任務として後方地域に対する対空挺防御及び対浸透作戦 |
部隊名 | 駐屯地 | 特徴 | 備考 |
81軽歩旅団 | 慈江道煕川市 | 指導局直属 | NKSP98、崔スンチャン96 |
82軽歩旅団 |
慈江道煕川市 |
指導局直属 | NKSP98、崔スンチャン96 |
87軽歩旅団 | 咸鏡南道咸興市 | 指導局直属、自転車/スキー部隊 | NKSP98、崔スンチャン96 |
32軽歩旅団? | 2軍団(金) | 金ジョンミン | |
75軽歩旅団? | 5軍団(N、金) | NKSP98、金ジョンミン | |
80軽歩旅団? | 5軍団(N) | NKSP98 | |
??? |
NKSP98では、以上の旅団を除外しても、軍団所属8個軽歩旅団が更にあると推定している。NKSP98が推定する軍団所属11個軽歩旅団の規模は、1軍団所属2個、2軍団所属3個、5軍団所属2個、4軍団所属3個、7軍団所属1個等である。 |
※この部隊の正式名称が軽歩旅団なのか、軽歩兵旅団なのかは、明らかではない。軽歩旅団が計何個旅団なのかに対しては、資料間に偏差がある。論難の焦点は、軽歩教導指導局直属3個軽歩旅団を除外して、前縁軍団に別途の軽歩旅団が編成されているのかの可否、そして前縁軍団所属軽歩旅団の数である。脱北者である崔スンチャンの発言等、各種公開された証言上からは、前縁軍団所属軽歩旅団に対して、全く言及していないが、これが
不定を意味しないのならば、不知を意味するのか、現在の資料としては、把握するのが難しい。NKSP98では、軽歩教導指導局直属の3個軽歩旅団を除外して、別途の前縁軍団所属軽歩旅団が8個存在すると推定している。
A航空陸戦旅団:空挺作戦を通した占領及び確保作戦を遂行する航空陸戦旅団
北朝鮮では、「航空陸戦」を「空挺作戦」の意味で使用する。結局、航空作戦旅団とは、空挺旅団と同じ意味である。崔スンチャン氏の証言によれば、航空陸戦旅団は、他の軽歩教導指導局傘下部隊とは異なり、単純な打撃任務ではなく、占領及び確保作戦に比重を多く置いているという。勿論、
他の特殊部隊も、占領及び確保作戦を遂行するが、航空陸戦旅団の場合、占領及び確保が基本任務という点が際立った差異点である。部分的には、正規軍の空挺作戦と類似した形態の作戦を遂行すると言える。空軍所属ではなく、軽歩教導指導局所属である。1996年7月11日、
江華島を通って帰順した崔スンチャンは、第38航空陸戦旅団2大隊3中隊において、93年まで下士として服務したことがる。
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地上軍の戦略的、作戦的重要地形(山岳通路等)を事前に掌握するか、ダム等のインフラ施設掌握 |
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戦略的通信線路及び戦略的兵站増援線を妨害 |
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増援部隊、動員された予備部隊、貯蔵施設等に対する奇襲及び埋伏作戦 |
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その他高度の価値を有する目標物に対する奇襲及び襲撃 |
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作戦的水準の上陸作戦を支援 |
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韓国の戦略的後方に第2戦線形成 |
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防御任務として対空挺作戦及び対浸透作戦 |
部隊名 | 駐屯地 | 任務 | 備考 |
38航空陸戦旅団 | 平壌特別市中和郡 | 教導局予備 | NKSP98、崔スンチャン96 |
48航空陸戦旅団 |
黄北延山郡(N)、江原板橋郡(崔) |
西部前線担当 | NKSP98、崔スンチャン96 |
71偵察大隊 | 江原板橋郡? | 東部前線担当 | NKSP98、崔スンチャン96 |
B空軍狙撃旅団:韓国空軍基地襲撃が主任務である空軍狙撃旅団
韓国に比べ、空軍力が劣勢な北朝鮮が韓国の空軍基地を集中的に打撃する目的で養成した特殊部隊である。各種打撃任務を遂行するが、空軍に関連した装備及び施設物破壊に主眼点を置いている。名称には関係なく、軽歩教導指導局隷下部隊である。
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空軍基地及びC3I施設、ミサイル基地、レーダー・サイト等に対する掌握又は破壊 |
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北朝鮮軍の長距離ミサイルのための目標物選定及び偵察 |
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韓国政治指導者及び軍部高位将星に対する暗殺及び拉致 |
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航空陸戦旅団、海上狙撃旅団、狙撃旅団の作戦の支援 |
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韓国全域を対象とした欺瞞及び特殊作戦 |
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日本及び沖縄に対する特殊作戦? |
部隊名 | 駐屯地 | 任務 | 備考 |
11空軍狙撃旅団 | 黄海南道クァイル郡 | NKSP98、崔スンチャン96 | |
16空軍狙撃旅団 |
平安南道陽徳郡 |
NKSP98、崔スンチャン96 | |
21空軍狙撃旅団 | 黄海南道クァイル郡 | NKSP98、崔スンチャン96 |
※崔スンチャンの証言に対する各種記事において、江原道北部陽徳と報道された地名は、恐らく、平安南道陽徳郡を指し示すものと見られる。筆者が地図で確認してみた結果、江原道北部に
陽徳はなく、平安南道と江原道の境界地域に平安南道陽徳があった。
C狙撃旅団:戦略目標物等、縦深深くの目標物を打撃する最強の特殊部隊、狙撃旅団
狙撃旅団は、旧偵察旅団の後身だといい、NKSF98では、今も軽歩教導指導局の隷下ではなく、偵察局隷下と見ている。しかし、偵察局出身の李トクナムや、38航空陸戦旅団出身の崔スンチャン下士等の言及を見れば、狙撃旅団が軽歩教導指導局の隷下にある可能性が高いようである。北朝鮮の狙撃旅団は、部分的な空挺能力も有しているが、主浸透手段は、陸上浸透である。海上浸透も勿論可能である。60mm、82mm迫撃砲と4〜6連装放射砲も保有する。北朝鮮の特殊部隊中、最も縦深深く浸透する部隊である。原子力発電所、ミサイル基地のような戦略目標物を打撃、無力化させることも、正にこの狙撃旅団の主任務である。
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戦略偵察及び総参謀部/軍団指揮部に各種情報提供 |
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C3I、レーダー、化学兵器等の戦略施設打撃 |
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作戦上の重要地形(高地、トンネル、橋梁)及び民間主要施設(発電所、鉄道)掌握のための他の特殊部隊作戦支援 |
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韓国政府要人及び高位軍事指揮官の暗殺及び拉致 |
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韓国軍に偽装して、韓国軍の軍事移動撹乱 |
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韓国内の諜報組織網構築 |
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他の特殊部隊支援 |
部隊名 | 駐屯地 | 任務 | 備考 |
17狙撃旅団 | 黄海南道新院郡 | NKSP98、崔スンチャン96 | |
60狙撃旅団 |
4軍団(N)? |
NKSP98、崔スンチャン96 | |
61狙撃旅団 | 1軍団(N)?、2軍団(金)? | NKSP98、崔スンチャン96、金ジョンミン | |
63狙撃旅団? | 5軍団(金)? | 金ジョンミン |
※最近、一部国内マスコミに狙撃旅団が4個という言及が流れ出ているのを見れば、63狙撃旅団の存在可能性が高い。
最終更新日:2003/05/25